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2010年05月26日

インターネットの危うさ

 先日、さる方と印紙税のお話をしていた時の事でした。国公立大学と契約書を交わす際に、小会は印紙を貼るが、先方は印紙税が免除されるという事を話していました。ところが彼が言うには、社団法人も印紙税は免除される。非営利の団体は全て免除されるというのです。

よくよく話を聞いてみると「インターネットにそう書いてあった」というのが、彼の言い分でした。

 そういえば、誰かが質問をして、その質問にハンドルネームだけで回答をして良い回答にポイントを付けるというサイトがたくさんありますが、この良い回答の基準が、「本当に正しい回答」ではなく「自分に都合の良い回答」がよい回答になっているケースを見うけます。私は専門が、著作権ですからその分野でおかしな回答が、「良い回答20ポイント!」というのを見てドキリとしますが、専門以外の分野は、正しいのか誤りか解りませんのでそんなものか・・・と。
 この仕組みは、危ういですよね。インターネットで文字となってしかも「良い回答」と誰かがお墨付けをして。
 ずいぶん前に、誰かから「ネットを信じるな!」といわれた事がありました。今の時代、ネットを情報源として行動する人は、非常に多いと思いますが、知らず知らずのうちに誤った情報を信じているのでは?と薄ら寒いものを感じます。