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2006年度入試で最も使われた作品

 どうやら豪雨も日本列島から離れ、夏の暑い日差しが照りつけるようになりました。水害にあわれた地域の皆様には心よりお見舞い申し上げます。
 気がつけばもう夏休みです。この7月最後の土日はどこの大学もオープンキャンパスで大忙し・・・でしょう。私たちもようやく落ち着いて仕事ができるかな?といった状況になりました。今年度は、200校近い学校様から依頼を受け2000件を越える許諾処理を行いました。(現在進行中の案件もありますが・・・)
 今年一番使われた作品は何か受験生ならずとも気になるところです。あくまでも私たちが、許諾処理をさせていただいたデータですので全国の全大学のデータではありません。あしからずご了承ください。

作品ベスト10
『生きる意味』 上田紀行著
『「しきり」の文化論』 柏木博著
『ケータイを持ったサル』 正高信男著
『考えないヒト ケータイ依存で退化した日本人』 正高信男著
『異文化理解』 青木保著
『希望格差社会』 山田昌弘著
『日本人の歴史意識』 阿部謹也著
『問題な日本語』 北原保雄著
『10代の子どもが育つ魔法の言葉』 ドロシー・ロー/レイチャル・ハリス著 雨海弘美訳
『こころの処方箋』 河合隼雄著


が、ベスト10でした。
 『バカの壁』で常連だった養老孟司先生や『読書力』の齋藤孝先生、『ユーモアのレッスン』の外山滋比古先生は、著書がわかれてしまいベスト10に著書があがりませんでした。
 正高信男先生の作品が、2作品もベスト10入りしていますが、ケータイと言うキーワード=若者文化、コミュニケーション能力、情報リテラシーと社会学系の大学の先生方の研究テーマと合致しそうな言葉が浮かんできます。また山田昌弘先生の希望格差社会も社会問題であり、大学でも大きな問題であるニート問題を取り扱ってありこの上位はうなずけます。

著作者別ベスト10
外山滋比古先生 「読者の世界」ほか
河合隼雄先生 「おはなしおはなし」ほか
茂木健一郎先生 「脳のなかの文学」ほか
鷲田清一先生 「悲鳴をあげる身体」ほか
司馬遼太郎先生 司馬遼太郎の遺産「街道をゆく」ほか
養老孟司先生 「まともな人」ほか
内田 樹先生 「子どもは判ってくれない」ほか
山崎正和先生 「消費社会の『自我』の形成」ほか
リービ英雄先生 「詩を翻訳する少年」ほか
大岡 信先生 「抽象絵画への招待」ほか


となります。外山滋比古先生、河合隼雄先生は強いですね。必ず上位にランキングされています。
 最終結果は、また後日このブログで紹介いたします。

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