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英語が問題だ

 国内の著作権処理もまだまだ問題が山ほどあるが、海外の著作物は問題だらけで小会のスタッフも毎日頭を抱えている。国内でも出版社や新聞社、管理団体によって著作権法の解釈(運用)が微妙に違うが、海外ではさらに振れてくる。国が違えば、法律も違う。それは解る。内国民待遇だから日本の法律に従って処理をすればよい。その通りだ。しかし私たちが行うのは、実質的な権利処理である。数千円から数万円の海外取引である。数百文字から数ページの売買である。
 世界は広い。「それ位ならわざわざ言わなくてもいいよ」という人もあれば「一冊丸ごと買え」という人もいる。(煩わしいからそう言って断っているのかも?) 300字以下なら自由に使えますという出版社があれば、400字以下なら自由に使えますという大学。アメリカのフェアユースに至っては、日本人の理解を超えている。
 そんな状態で何を信じればよいのか?もうこれは戦いである。言われるままであれば、整合性が取れない。そんなこともあり7月末から英国へ調査に行くことにした。イギリスでは、どうなっているのか?この目で見て聞いてこなければ、日本の英語の入試問題の公開は、違法状態から脱却できない。
 そんなわけで調査と交渉を兼ねて英国を訪問することにしました。訪問先はオックスフォード大学他出版社を予定。
訪英報告は、このブログやシンポジウム・セミナー等でいたします。乞うご期待。

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