« 2007年11月 | メイン | 2008年01月 »

2007年12月27日

この1年、いろいろなことがありました。

 早いもので、今年もあと残り5日となりました。
 このブログを幾人の人が読んで下さっているのかわからないまま、気が向いたときだけの時々更新と言ういい加減さで続けてきました。もっと明るい話題をと思いながらなかなか話題が見つからず非難めいたことばかり書いてしまいました。来年は、もっと前向きな話題を取り上げて行きたいと考えております。
 皆様にとって来年が良い年であります様、また、夢と希望が持てる1年となる様心からお祈り申し上げます。1年間ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。

2007年12月07日

『眼力』と『視力』

 先日、久々に私が勝手に先生と仰ぐ伊吹卓先生にお会いできました。先生との出会いは、20年程前私が某会社で中間管理職をしていた頃、偶然に古本屋で手にした『 「バカ」になれる人ほど「強く」生きられる―“新しい自分”に生まれ変わる人生の特効薬 』を購入したことに始まります。(結局この本が、サラリーマン人生からの決別のきっかけになったわけですが・・・)それからかれこれ5年後に大阪市内のマンションの1室で電話とワープロ1台で商売を始めることになりました。そしてまたもや偶然に同じマンションの同じフロアに『商売科学研究所』の看板を目にしたのです。『商売科学研究所』?忘れもしません、「私なら、なんたらビジネスリサーチとかカタカナのかっこいい名前を付けるのに・・・」と思った本の奥付に書かれた伊吹先生の会社の名前です。
 訪問しようか?どうしようかと迷って数日が過ぎたある日、先生の部屋の前をいつものように通っていると中から矍鑠とした老人が出てきて、一緒にエレベーターに乗り込むではありませんか。恐る恐る『伊吹先生ですか?』と尋ねると、にこりと微笑まれて『はい』とのお返事。たぶんそのあと、先生の本のこれとこれと読んだとか先生のファンだとか一方的に口走ったと思います。その後は、ことある毎に先生のところへ入り浸って先生の生の言葉で先生の智慧(言葉では表現できない空気というか空間も含めて)を拝借しています。

 さて、今回お会いして『眼力』と『視力』というお話を伺いました。何度も伺っているお話なのに不思議と先生の発せられる言葉はなぜか新鮮に聞こえます。ついついはじめて聞くお話のように引き込まれていくから不思議です。
 ゲームソフトの『眼力(メジカラ)トレーニング』ではありません。『眼力(ガンリキ)』です。江戸時代にメガネが伝わるまで、日本には視力と言う言葉はなかったそうです。「メガネを掛けると目が良く見える」でもこれは、眼力ではない。と言うことで視力という言葉が生まれたそうです。日本人は、眼力を大切にしてきた。「審美眼」や「目が高い」、「眼の付け所が違う」と言った言葉でもわかるように表面を見るのではなく、本質を見抜く力=眼力と表現されてきたそうです。先生の著書には、着眼力という言葉が良く出てきます。『苦情法』と『着眼法』というビジネスにおいて最もシンプルかつ本質を突いた原理を説かれたのも先生です。

 私たちは、つい表面ばかりを見てその本質まで見抜くことができないことが多いものです。上っ面を見てわかった気になる。伊吹先生に(勝手に)師事して10年以上にもなるのにちょっと油断すると上っ面しか見ていない自分を自覚させられました。

 先生のオフィスの本棚に毛筆で
   欧米人は『はじめに言葉ありき』
   日本人は『はじめに事実あり』
と書かれた紙が貼ってありました。気になりますねぇこの言葉。

2007年12月06日

ユニセフ展 『イラクの子どもたちの願い』

―イラク北部 スーレマニアの子どもたちの絵―
開催期間:2007年12月15日から2008年1月15日まで
会場:湖東学園・子どもの森・岡田童話館
〒860-0806 熊本市花畑町7-8 サンビル1階

まだまだ戦争の爪痕が残るイラク。貧困と飢え、戦争の一番の被害者は、そこに暮らす人たちである。
特に子どもたちには何の責任もないばかりか、自分の力ではどうすることもできない。
イラク戦争は、多くの犠牲者を出しはたして何が得られたのだろうか?
そうした中でも、子どもたちは、無邪気に明るく未来を描く力を秘めています。
お近くの方は、ぜひ一度ご覧ください。


douwakan_iraku.gif

『全ての子どもたちの幸せと暮らしを守り、未来に向かって生きる喜びを持ち続けることのできる社会をつくる、というユニセフ(国際連合児童基金)の願いは、どこまで実現出来たでしょうか。私たち一人ひとり、今、何ができるかを問われています。

子どもたちは、戦争の最大の犠牲者です。今回の『イラクの子どもたちの願い』は、イラク戦争終結後も非常に過酷な状況の中で描いた、子どもたちの絵の展示です。
それらは色彩にあふれ、将来への夢や願いを豊かに伝えています。
そして、子どもたちの願いは、私たちに、何かを問いかけてきます。
館長 岡田純也』
ユニセフ展 『イラクの子どもたちの願い』リーフレットから転載。


主催:NPO法人みどりの会
協賛:学校法人湖東学園、財団法人日本ユニセフ協会、中央出版株式会社、株式会社、Attackコーポレーション、岡田童話館、岡田純也事務所
後援:熊本県、熊本市、熊本県教育委員会、熊本市教育委員会、熊本日日新聞、株式会社森羅、有限責任中間法人日本著作権教育研究会