皆様ご存知の通り、平成30年 第196回通常国会にて「著作権法の一部を改正する法律」が可決成立致しました。同法律改正案には第35条(学校その他の教育機関における複製等)の改正が含まれております。本改正は著作物の公衆送信での利用について大きな改正がなされる大変興味深いものです。
教育関係の皆様にとって教材の電子化は必然的な流れとして行われてきました。特にインターネットは世界中から最新情報が収集できる、今や欠くことのできないソース元となっています。一方、様々な情報を用い作られた教材をインターネットを使い学生の教育に供しようとした場合、第35条の権利の制限が及ばない為あえて手配りにする必要がありました。今回の法改正はインターネットによる教材の配信に大きな可能性を持たせたものであると思われますが、どこまで可能になるのか、また、教材作成の際にどのような責任が生じどのようなリスクが伴うのか不明な点も多く大変解り難いのも事実です。小会では文化庁並びに日本文藝家協会のご協力を得てシンポジウムを開催することとなりました。皆様にはご多用の折、大変恐縮ではございますが、ぜひともご参加頂きますようお願い申し上げます。
基調講演1
『著作権法の一部を改正する法律の概略』
【講師】文化庁 長官官房 著作権課 専門官 大野 雅史 氏
基調講演2
『(仮題)新35条のもたらす可能性』
~学校教育と著作権の新たな時代~
【講師】日本文藝家協会 副理事長 三田 誠広 氏
パネルディスカッション
『35条改正で教育現場はどう変わるか』
【パネリスト】
文化庁 長官官房 著作権課 専門官 大野 雅史 氏
日本文藝家協会 副理事長 三田 誠広 氏
日本文藝家協会 著作権管理部長 長尾 玲子 氏
広島大学 情報メディア教育研究センター准教授 隅谷 孝洋 氏
東京書籍 編集局編集総轄部 部長 高垣 浩史 氏
【コーディネーター】
日本著作権教育研究会 事務局長 内田 弘二
■開催要項
■タイムスケジュール
[13:10~]受付
[13:20~13:30]開会の挨拶
[13:30~14:10]基調講演1
『著作権法の一部を改正する法律の概略』
[14:10~14:40]基調講演2
『(仮題)新35条のもたらす可能性』~学校教育と著作権の新たな時代~
[14:40~14:50]休憩
[14:50~16:20]パネルディスカッション
「35条改正で教育現場はどう変わるか」
[16:20~16:30]質疑応答
[16:30]散会
(時間の割り振りが変わる場合がございます。悪しからずご了承ください)
【参加申し込み方法】
●メールでのお申し込み:メールフォームに必要事項をご記入頂き送信してください。MAIL FORM
●FAXでのお申し込み:開催要項をダウンロードし、添付の申込書をご記入の上FAXにてお申し込みください。
シンポジウム開催要項ダウンロード
【参加費用】
無料(ただし事前の申込が必要です)
【主 催】
一般社団法人 日本著作権教育研究会